メイン料理が前菜?

ロシア料理の主役は、ザク―スカと呼ばれるものになります。
ザク―スカとは「ちょっとつまむもの」という意味です。
フランス料理でいうところのオードブルがザク―スカなのです。
ロシア人はウォッカが大好きです。
昼間からお酒を飲むわけにはいかないため、昼食はスープで我慢しています。
1日の仕事を終えて晩酌をする際には、スープは控えめ、ザク―スカとウォッカをたっぷり食するのが一般的なのです。
フランス料理のオードブルは、メインを食べる前の準備体操という意味合いが強いのですが、ロシア料理は違います。
ザク―スカは単なる前菜の域を超えたおもてなし料理なのです。
冷戦時代は娯楽が少なかったため、人々は会食することで暇な時間を過ごしました。
共働きが通常のロシアでは、夕飯の準備に時間を割くことが出来ません。
そんなときは、あらかじめ作っておけばいつでも食べられるザク―スカが活躍しました。
キャビアや高級キノコ、イクラなど豪華な食材を惜しみなく調理するのがザク―スカの特徴になります。
もちろん、そういった高級食材以外を用いたザク―スカも存在します。
私たちが普段食べているポテトサラダは、外国でロシアサラダという名称で親しまれているのです。
ロシア風のポテトサラダは、ポテトと野菜だけでなく小さく切った鶏肉を混ぜてあるところがポイントになります。
チョウザメの肉を冷燻したオセトリーナという料理は、一食の価値ありです。

他の魚にはない独特の深みが、ウォッカとの相性抜群なのです。
誕生会や宴会の趣向の1つとして、ウォッカやオセトリーナを振舞うのも良いでしょう。
もちろん、そのほかのザク―スカもお酒のおつまみにピッタリですよ。