ロシア式ファーストフード

ロシア料理の中でも、日本人が親しみやすいのはペリメニです。
なぜかというと、見た目が水ギョーザそっくりだからです。
小麦や卵を中心とした生地に、牛と豚の合挽き肉を詰めたものなので、餃子に近い触感かもしれません。
ペリメニは、冬を越すための保存食として、秋頃に大量に作られます。
それを屋外に放置しておけば、肉と皮が熟成して美味しさがアップするのです。
餃子とは一味違ったペリメニは、宅配サービスで購入するのがお得になっています。
手軽に食べられるロシア料理といえばピロシキが有名です。
ピロシキとは、ピロギという大きなパイを改良したものです。
ロシア以外の国では片手で食べられるピロシキのほうがポピュラーになっています。
日本のピロシキは、油で揚げられているのがほとんどです。
しかし、ピロギは揚げられるほどサイズが小さくないため、本場ではオーブンで加熱することが一般的です。
イタリア人にとってのピザのように、ピロギとピロシキはロシア人の家庭料理として長い歴史を重ねてきました。
社会主義時代でも、絶えることなく生き残った料理の1つです。
ロシア料理をオードブルとして提供してくれるお店の良し悪しは、ピロシキの味で決まるといっても過言ではないのです。
家庭料理の基本であるピロシキは、ホームパーティーのようにお客さんをもてなす際にも提供されていたため、
その出来は他の料理にも通ずるものがあります。

お友達と一緒に食べる前に、まずは自分だけでボルシチやピロシキを食べてみる。
ロシア料理のお店が少ないからこそ、はずれを引かない努力を惜しんではいけないのです。